2012年8月21日火曜日

Optimus Vuで仕事してみた。/その2

Optimus Vuで仕事してみた。/その1

前回の記事の続きをレビューしていきます。

実際のメモ機能について
Optimus Vuにはメモ機能を呼び出す方法として2種類用意されており、
アプリとして「ノートブック」を開く方法と端末上部にあるボタンを押す方法があります。
ボタンは上部の左側にあり、 スクリーンショット上にメモを書いていく感じで利用できるので
Googleマップや webページにメモを書いたりすることもできます。
実際に「ノートブック」アプリ画面で機能を紹介していきます。
アプリを立ち上げると、前回編集していたノートか、このようにトップ画面が表示されます。
右上で検索や共有機能により、簡単にメールやdropboxへ送ることができます。

新しいノートを選ぶとノートの種類を選ぶことができるようになっています。
個人的には方眼紙風のペーパーが好みです。
これがノートの1ページです。下部中央でページを送ることができますし、
左下にはフロントキーロックがあるので書いてる途中でホームに戻ってしまう
悲劇を避け集中してメモをとることができます。
その右側にはメモをみっちり書くための小ウインドウを出す機能があります。
Optimus Vuは非常に画面サイズが大きい端末ですが、直接メモに書くと
どうしてもスペースが足りなくなります。このウインドウに書いていくと
紙のメモのようにみっちりと文章を詰め込むことができます。

ペンひとつで様々な色のラインマーカーとしても働くので筆記用具が減らせますね。
写真や地図情報も簡単に添付で呼び出すこともできます。
非常に多機能ですべての機能を試せていませんが、Androidならではの
インテント機能をフル活用すれば持ち歩いているスケジュール帳やノートも
置き換えられそうです。


アスペクト比について
最後に、珍しいアスペクト比4:3のディスプレイは
アプリの互換性で 問題が起きるのではないかと思っていたのですが、
今のところ特に問題は起きていません。
表示が崩れるなどの場合でもアプリ実行中にホームキー長押しで
アスペクト比補正が行えます。
本体の設定画面には、アプリ毎にリストから選んで一括設定できる項目がありました。
日頃からpopデータはpdfで管理していることが多いので、
Vuのような幅広な画面は一覧性が高く非常にありがたいです。

まとめ
幅広液晶でタッチペン、という組み合わせはメモをとるのに非常に快適だった。
機能的には全部入りで店頭では実質負担2万円程度で購入できるようなので、
ぜひショップなどでは「付属タッチペンを使って」抜群の使い勝手を試してほしい。

Optimus Vuで仕事してみた。/その1

現在docomoから発売中のOptimus Vu L-06DをAppComing様よりお借りする機会があったので
特徴的なアスペクト比4:3のディスプレイとペン入力によるメモ機能を中心に
レビューを行っていきます。

外観について
PRADA Phoneで培われた高級感を演出する手法なのでしょうか、
ピアノブラックの質感・発色は非常によいです。
主張しないキャリア・メーカーロゴも好印象でした。
カラバリとしてホワイトも欲しいところですが、
入手困難なJOJOモデル限定なのが残念です。
端末の上下には細いスリットが設けられ、メッシュがのぞいています。
microUSBコネクタ端子は スライド カバーが付いているため耐久性は良さそうです。
このデザイン・質感で防水なのは凄い…。


メモ機能について
私は、サッと思いついたことを記録するメモ帳と、長文をまとめるノート、
そしてスケジュール帳を普段から仕事で持ち歩いています。
スマホやPCを持ち歩いてもアイデアを記録するスピードが劣りますし、
ボイスレコーダーも声に出すことで思考が分断されてしまうので、
記録には筆記が向いていると感じていたのですが、
Vuをメモ帳代わりに使ったところ紙の利便性を犠牲にすることなく、
電子機器ならではの+αに関心しました。

まず、筆記について紙が勝るのはその「追従性」と「分解能」です。
一般的なスマートフォンでもアプリさえ入れれば手書きメモはとれますし、
スマホ用タッチペンも市販されています。
しかし実際に手書きメモを行ってみると上記2つの問題がでてきます。
ペンをすばやく走らせると描画が遅れてついてくる。
なめらかな書き味に程遠いガクガクとした線形。
これは、そもそもスマートフォンが筆記に対して最適化されておらず
ボタンなどUIをタップしたりフリックする前提で開発されたものだからです。

Optimus Vuは驚くほどペンに対して描画が追従し、
細かなペンの動きにも高い分解能で反応してくれます。
Android 4.0(ICS)では開発者モードを利用することで、
タップした場所を視覚的に確認することができるので簡単に比較できます。
実際に、私が所有しているMOTOROLA RAZRと比較した画像をご覧下さい。
左側がOptimus Vu。右側はRAZRです。
タッチパネル上で円をひたすら高速に描いた軌跡なのですが、
青い線の検知した部分をみると一目瞭然で分解能が
全く異なることがわかると思います。
また、筆記中の追従性もVuが速い結果となりました。

こういった基本となる部分が非常に強力なため、
Vuをメモ帳代わりに仕事で使いはじめたのですがメモアプリとなる
「ノートブック」が非常に強力で…この続きは2部に続きます。